歯科口腔外科
お口まわりのさまざまな
トラブルに対応
当院では、岡山大学病院で主に口腔癌の放射線治療を行っておられる松崎秀信助教に来ていただき、毎週金曜日に口腔外科の小手術を行っております。
親知らずの抜歯や、のう胞の摘出、埋伏歯の開窓・牽引や口腔癌の検診等も行っております。お気軽にご相談ください。
親知らずの抜歯
親知らずがまっすぐに生え、きちんと磨けている場合は特に問題ありません。
しかし、斜めに生えてきたり、完全に生えきらなかったりする場合は注意が必要です。
食べかすが溜まりやすくなり、磨き残しが増えてむし歯の原因となるなど、さまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
親知らずを抜いたほうがいい場合
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食べ物がよく詰まる
親知らずは、口の中で最も奥に位置する歯のため、ブラッシングが困難で、食べ残しや歯垢が蓄積しやすい傾向にあります。そのため、むし歯や歯周病のリスクが高くなり、状況によっては抜歯を検討しなければならないケースが多く見られます。
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炎症になっている
親知らずの生え方次第では、周囲の歯肉に炎症を引き起こすことがあります。もし炎症による痛みが続くようであれば、抜歯を検討しなければなりません。
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他の歯を圧迫している
斜めや横向きに生えてくる親知らずは、隣接する歯を圧迫することがあります。すると痛みが生じたり、歯並びに悪影響を及ぼしたりします。そのような場合は抜歯を検討するのが一般的です。
口腔粘膜疾患
口腔粘膜疾患は、口腔内の粘膜に現れる異変の総称です。具体的には、水疱、潰瘍、腫瘤などが挙げられます。これらの異変は、患者さま自身では口内炎だと思われがちですが、重篤な疾患の可能性もあるため、早期発見が重要です。定期的な歯科検診で口腔内の状態をチェックするようにしましょう。
口腔がん
「口腔がん」はお口の中にできるがんの総称です。
口腔内で歯以外のあらゆる部位に発生する可能性があります。中でも、舌に発生するがんが最も多いのが特徴です。近年では女性や若年層の患者数も増加傾向にあります。口腔がんの早期発見には、定期的な歯科検診が欠かせません。また、生活習慣の改善は、口腔がん予防に重要な役割を果たします。
口内炎との違い
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口内炎
口内炎は、アフタ性口内炎が代表的です。灰白色〜黄白色の潰瘍が見られます。強い痛みを伴い、口腔内のさまざまな部位に複数発生することがあります。ただ一般的な口内炎は、2週間程度で自然に回復するので通院の必要はありません。
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口腔がん
口腔がんを疑う潰瘍は、周囲が膨隆し、硬結を伴い、出血しやすいという特徴があります。ただし、外から見ただけでは十分な判断ができません。早期発見・早期治療のためには、病理検査が欠かせません。
次のような症状がある場合は、すぐに口腔外科を受診しましょう
- 口の中に痛みがある
- 口内炎が数ヶ月治らない
- 首のリンパ節が腫れている
- 飲食がしみたり、違和感がある
- 粘膜に赤みがある
- 口の中がしびれている
- ただれている
- 話しづらい
- しこりがある
- 物が噛みづらい
顎関節症
顎関節症の多くは、関節円板や咀嚼筋、またはその両方が原因で引き起こされると考えられています。
「口を開けると顎が鳴る」「朝起きると顎や口周りが痛む」などの症状がある場合は要注意です。
当院では、カウンセリングと検査を丁寧に行い、原因を明らかにしたうえで適切な治療を行ってまいります。
外傷
歯が折れたり抜けたりするような外傷事故が発生した場合、できるだけ早期に当院の受診をご検討ください。放置すると、疼痛が増強したり、細菌感染を引き起こしたりするリスクが高まるためです。当院では、破折の程度に応じて、充填材料による修復、歯髄の処置や補綴物の装着などをご提案します。
唇の裂傷などについても、縫合処置を受けることが可能です。顎骨骨折が疑われる場合は、高度な医療設備を備えた専門病院を紹介いたします。